一般信用の空売り在庫について以前、一度、こちらの記事でまとめました。
最近、どうも在庫の具合が芳しくない状況が続いて気になっていましたので、改めて、まとめてみました。
在庫のデータは去年の8月から、前の晩の楽天とSBIのHPからダウンロードして収集しましたが、当初、良く忘れてしまっていました。
集計は、ある程度漏れが無くなった去年の10月から先月までの11か月間のデータで行いました。

評価は難しいのですが、とりあえず、前回のまとめから想定していたものよりは少しマイナスな結果のように思えます。
また、SBIのデータが、在庫数ではなく[なし][余裕あり][残少]という表現でしかないため、実際のところはこの表の数値よりはマイナスになっているはずでもあります。

では、この結果を踏まえてどうするべきかというと、現状ではSBIのカバーは有効であるということと、継続して調査、影響を監視し、さらに、より多くの銘柄をカバーする方法を探し続ける、ということになるでしょうか。
もちろん、ルールの期待値を高めていく調整を行うということもありますが、それはまた別の機会に。
zaiko_check2
追記
上の表の「楽天在庫有り」の「在庫カバー率」87.6%は、仕掛対象となった銘柄に対してのカバー率ですが
仕掛表に載った全銘柄(Level1の売り仕掛け)に対するカバー率は 82.55% となっています。

したがって、仕掛対象となった銘柄に対するカバー率の方が高いという事になります。
楽天側に狙い撃ちされて、仕掛対象となる銘柄について、あえて在庫を減らされているということはなさそうです。