昨日、Aレンジとはいっても、日中に寄付きから800円も下がっているのに負けるとはいったい???
ということで、ちょうど、去年の今頃にもAレンジについてなんちゃらで資料をまとめていたので、そのパート2をまとめてみました。

前回のが運用開始の2018/9~2020/1までの17か月で、今回はその後の2020/2~2021/2までの13か月分をまとめました。
結果、今回の分はやはり、コロナ禍にあって、激しく株価が動いたことによって、分布は前回に対しかなり大きく変わり、AとDがかなり増えました。
なので、これを今後にどう活かすべきか、なかなか難しいというか、、、
基本、日中の動きが大きいことは歓迎の寄り引けシステムではありますが、それは、あくまでもこの20年間のデータを利用しての上での話で合って、20年の間で、そう何度も起きていない、レアな状況といえるほどの激しい動きの中ではデータの確からしさが通用しにくくなってくるという部分があります。
なので、この1年のデータに関しては信頼度的には今一つかな、というところを抑えておいたほうが良さそうに思えます。レアなところなので、この後、同じような状況が続いたとしても、同じような動き方をするかどうかというと、今一つ心もとないというのが正直なところです。

range_data_A

レンジは、日経平均の寄り付きが、日数ベースでおおよそで4等分されるように設定してあるのですが、日経平均が20000円から30000円になってきているので、次回の調整では、レンジの切れ目を100円~120円あたりにして仕掛け表を作っていくことになりそうです。

AとDをさらに細かくみると。
range_data_B

ということで、統一見解として挙げられるのは、240円よりも下げて始まった時は勝つのは難しい、ということくらいでしょうか?
であれば、金曜のマイナスもある程度は頷けるのかなと。。。

前回のまとめで次のように書いてましたね、、、すっかり忘れてました。
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2020年3月末までデータをとって、傾向に大きな動きが無い場合には、
「日経平均が240円以上下げて始まった日は仕掛なし」を運用ルールと
して採用することにしたいと思います。
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ただし、効果のほどはというと、今回に関しては損益ではほんのわずか。
23日間で26件の仕掛けを見送ると手数料的には、今、楽天の特別空売り料の平均が仕掛け金額の0.08%程度まで下がってきているので、こちらも1年間で2万ほどかと。

ということで、この1年はBレンジとCレンジが件数も少なく厳しかったということが分かった程度でしょうか。
あまり今後の戦略に対して効果的な発見はなかったようです。
とにかく、この1年は厳しかったということで。

ただし、個々のルールを単体で利用すると、マイナスになってしまう年も20年の間には必ず数回は出てきます。
去年1年についてはまだ結果を出していませんが、いくつかのルールは年間でマイナスになってしまっているものも出て来ていそうです。
そんな中でも、プラスにはなっているということは、今、採用している運用方法の目的である
「単体ではマイナスになってしまうこともあるルールをうまく複合して使いつつ、一定の資金内に収めて、年間でマイナスになってしまうようなことをなくす」
には合致していると言えるのではないかと思います。

去年の初めの時点から「今年はガンガンどこまでも上がるぞ!」とわかっていれば空売りの戦略をとらない、ということも考えられたとは思いますが、それがわからない、むしろコロナで景気はどんどん悪くなるのでは、という考え方の方が主流だったのではないかと。
なので、大幅な赤字にでもならない限りは、転換点を逃さないためにも、データと実績のある運用方法を変える、という選択はなかったように思っています。

はたして、金曜の大幅下落が転換点になるのか?まだまだ上がって行くのかはわかりませんが、とにかく、適度な上下を繰り返していってくれるのが一番なので、今のちょっと特殊な動き方、AとDレンジが突出して多いという状況が早めに変わってくれることを願うばかりです。

ちなみに、今回の調査期間だとレンジの境を120円にするとA~Dの各日数は59/64/59/78となります。
境が100円では73/50/51/86とまだ結構偏りが残ります。
次回の調整(4月or5月末を予定)では、この辺りで境を調整することになるかと。
あまりこの特殊な1年に引きずられすぎるのは良くありませんが、日経平均が20000円から30000円まで上昇してしまっているので、加味したものにする予定です。

★2021/4/24 追記
2021年5月から、以下の運用ルールを採用します。
「日経平均の始値が前日終値に対して-240円以下の場合には仕掛けをせずに見送るものとする」

★2023/4/5 追記
2023年4月から、以下の運用ルールを採用します。
「日経平均の始値が前日終値に対して-200円以下の場合には仕掛けをせずに見送るものとする」